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毎日の院長 改め、日々雑感

週末の院長だけではご不満な方、新バージョンを作りました。

老後

父親は認知症と嚥下困難で入院している。食事が取れないため、胃ろうで栄養を摂取している。立てなくなってから数ヶ月、胃ろうを作ってから2,3ヶ月たつ。他に大きな病気はないので健康状態はよい。ただ、意思の疎通が出来ない。
毎日母親が通院している。週末は私と兄が1日ずつ付き添っている。(といっても、午後の何時間だけだが。)

仕組みはよくわからないが、こういう状態が安定した老人は3ヶ月たつと病院を追い出されるのが普通らしい。保険からの給付が3ヶ月を超えると急に低くなる?らしい。ここに来る前、いくつかの病院に受け入れを頼んだが3ヶ月が限度、それ以後に転院する先が決まっていることが受け入れ条件、というところもあった。
介護保険というのは病院のベッドを、こういう治療の必要のない老人が占拠するのを防止し、自宅に帰すのも目的なんだろう。とはいえ、胃にチューブの入っている老人を、入院させていてもお金にならないので、って、いきなりほりだされても困る。まあ、幸いこの病院では、父親は今のところ追い出し対象には入っていないらしい。

時々、父親の病院へ行ったあと母親を送る。子供が育ってから立てた家なので私がここで生活したことはないが、何十年か父親と母親が一緒に住んでいた家である。私の子供が小さかった頃はもちろん、子供を連れて年に何回も来ていた。孫とじいちゃんの笑い声で満ちていた。
夜に母親だけ残して自宅へもどる。母親は主のいない家でもう何ヶ月も一人で夜を過ごしている事になる。後ろ髪を引かれる、というのはこういう事か。


最初から私が同居し、常に孫からの刺激があれば痴呆にならなかったかもしれない。同居なら胃ろうチューブでも自宅看護が可能かもしれない。しかし、仮定の話をいくら持ち出しても解決にはならない。


子というものは年をとればとるほど父親に似てくる。父親を見ていると私の将来を見ていることと同じである。
私自身も、子供が結婚しても子供に同居してもらおうなんて思わない。が、一方では今の親父を見ていると子育てって何だろう、子の責任って何だろう?と考えてしまう。
  1. 2006/10/14(土) 22:04:35|
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