コウモリの会のMLに、とあるメールが転送されていた。
「オークションに国産のコウモリが出品されている。コウモリの会で何とか対応できないか?」とのことである。
要するに、某氏が出品を見つけてコウモリの会に通報し、事務局がそれをMLに転送したらしい。
野次馬的にそのオークションにアクセスすると、庭で見つけて珍しそうだから出品したとか。入札がかなりあって510円の価格になっている。画像からはおそらくアブラコウモリ。
法律違反とわかっててコウモリの会に通報するぐらいなら、そのまえに出品者や主催者に連絡すればいいのに。コウモリの会もわざわざMLに転送する前に対応すればいいのに。(某氏の個人情報、アドレスまで流れてまっせ、事務局の方。)
ヒマなんで出品者と主催者にメールすると、即出品取り消しになった。野生鳥獣を捕獲、販売することは違法とご存知なかったそうである。
そういえばここのオークション(ビッダーズ)は生体の出品も多い。人工繁殖もののクワガタや両生爬虫類が多いが、国産の野生のヘビ、昆虫なんかも時々でている。昆虫や両生爬虫類などは鳥獣保護法の管轄外。むろん、国や自治体ベースで希少動物として網を掛けているケースもあるけどほとんどはほったらかし。都会に腐るほどいるアブラコウモリにだけ目くじらを立てて南西諸島の貴重な生き物や、タガメ、クワガタなんかの希少になりつつある昆虫の取引を規制できないというのも何かおかしい話。また、日本の野生動物だけを取引禁止にして外国産の昆虫などは野生化のものでも輸入、販売を認めるというのもおかしい。かといって昆虫などは、ものによってはいくら採集しても減らないものもあるだろうし、発展途上国(って、今は言わないんでしたっけ?)にとって貴重な外貨獲得の手段になってるなら、一律禁止というのもかわいそうか。
能勢でタガメを採集したことがある。地元の人に聞くと場所によっては増えているそうである。当時、能勢産のタガメはペアで4-5000円で売買されていた。環境さえ整えてやれば昆虫というのは自然に増えるもの。真面目に採集すれば小遣い稼ぎになったかなあ。って、言ってることと頭の中は全然違いますねえ。
- 2006/08/14(月) 10:59:30|
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アブラコウモリらしいコウモリを保護しました。名前が分からないので教えてください。ブログにアップしてありますので、見てください。お願いします。
http://blogs.yahoo.co.jp/epistolasacrae1368/MYBLOG/yblog.html#12800115
- 2007/01/31(水) 01:30:33 |
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- 佐藤サクラ #-
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