毎日の院長

週末の院長だけではご不満な方、新バージョンを作りました。

偶然か、必然か

「春子 最後の夏」
天王寺動物園のアジアゾウ、春子が亡くなるまでの映画。もともとはテレビ大阪がテレビ用に取材していたもの。

動物園でテレビ取材中に倒れ、そのまま何時間後かに息を引き取った。テレビ大阪はそれまで何年間か、取材を続けていたんで、ある意味、取材中に最後を迎えたというのはテレビ局的にはラッキーだったかもしれない。

映画を見る限り、まあ、死期は近いなとはみんなが思っていたが、この日に死ぬとはだれも思っていなかったかも。飼育員がいる午後に倒れたことは偶然なのか、必然だったのか。今は動物園は夜中は無人。朝来たら死んでいた、という状況も十分考えられたはず。
テレビ的、映画的、心情的に、春子に意思があってこの時を選んで最後を迎えた、てな持って行き方をしているけど、さあ、どうなんだろう?
最近の風潮で、動物園の大型動物が死ぬたびに、人間では何歳のご長寿、大往生でしたみたいな話が出てくるんだけど、動物園の使命って、単純に生き物を長生きさせるだけ?なんだか、そういう見方ってひっかかりがある。
「春子は何十年も何平方メートルの世界で、たった一人で生きていました」といえば、また違った見方ができる。


あ、この映画、堺市獣医師会が市民向けに開催したもの。何年か前、宮崎さんをお呼びしたのが始まり。宮崎さんのは私が段取りして開催したもので、すぐに定員いっぱいになりました。今日のは半分以下の入り。広報が悪かったのか、担当者が悪かったのか。題材は悪くないと思うんだけど。
動物園の獣医さんも来るというので、そっちの講演にも期待していたのに、ありませんでした。


今日、一番面白かったこと。
質疑応答で、動物園のお医者さんをするんじゃなくって開業した方がよかったと思う事はありますか?、という質問。
私、公務員になってずっと保健所にいたんです。移動があって動物園に来ましたが、慣れなくって大変でした、という答え。
言外に、臨床獣医師や動物園の獣医さんになりたくって就職したんじゃない、というのが見え隠れしている。
今はどうか知らないけど、昔は天王寺動物園の獣医さん、ってこんな感じで単なる異動で腰掛けに来る人が時々いた。最初からずっと動物園畑にいる人もいるんだけど、その差、って何なんでしょうね。
  1. 2017/10/01(日) 17:48:01|
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