毎日の院長

週末の院長だけではご不満な方、新バージョンを作りました。

160人、って・・・・・・

お騒がせの岡山理科大学獣医学部。獣医学部は何十年も新設校が無かった、って、必要なかったから作らなかっただけで、文部省は本心は作りたくなかったわけで、それを「総理の忖度」でごり押しされたから問題がどんどんおかしな方向に行ってる。一番最初の、獣医師が不足しているのかどうかから考えるべきだろう。

医師も歯科医師も表面上の数は余り気味なのかもしれないが、都会への偏りがあって地方なんかでは不足していると思う。それと同じ事で、獣医師も犬猫に偏っていて大動物の臨床獣医師は足りないんじゃないかなあ。さらに、行政職に就く獣医師も不足しているらしいが、これはこれで、なんでそんな仕事に獣医師の資格がいるの?、と思うことが多々ある。要するに、純粋に、「動物のお医者さん」を考えれば、偏りが問題なのであって数の問題じゃないだろう。

ちなみに、岡山理科大学の募集人員160人というのは無茶苦茶な話じゃないかなあ。私立大学で定員が多い方の酪農学園大学でも、募集は120人くらいだったと思う。公立の大学なんて、せいぜい40名とか60名くらいだったと思う。本当に獣医師が不足していて緊急避難的に増やす必要があったんだったら、公立大学の定員を一割でも増やせば足りる事。

ちなみに、年間の獣医師国家試験合格者は1000人くらい。160人全員が合格するとは思えないが、今と同じ合格率で考えるなら、一気に16%も新獣医師が増加して誕生することになる。それが毎年、って、まあ、私はぼちぼち引退するから関係ないかもしれないけど、今から獣医師になる人にとっては死活問題になるかもしれない。

歯科医師の数を抑制するために、国家試験の合格率を下げるという話を聞いたことがあったっけ。文部省も同じようにそんなやり方で抑制するのかなあ。そんな姑息なやり方で人数を絞るより、最初から新設しなけりゃこんな問題も起らなかっただろうに、まあ、今からじゃどうにもならないけど。


じぇんじぇん関係ありませんが、歯科医師の国家試験、って、大学で合格率がものすごく違うんですね。ひどい大学なんて、合格率3~40%。本当かどうか知らないけど、国家試験に合格しそうにない学生は卒業させない(表面上の合格率を上げるために)ような小細工をしていてもそんな数字らしい。
麻生さんが、そんなに獣医師を一気に増やせば質が落ちる、って言ったとか。これはおっしゃる通りです。


  1. 2017/05/28(日) 20:35:58|
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コメント

今更降って湧いたような話、イチローどころか何浪も努力して、それでも諦めざるを得なかったたくさんの同志が浮かばれません。
  1. 2017/05/29(月) 16:53:23 |
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  3. あんこ #-
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大昔から言われていることだけど、日本の獣医学教育というのは臨床教育じゃないところも外国や、医師の状況とはちょっと違うんですねえ。
そういえば、薬学の方は、薬剤師と研究職(?、学問としての薬学?)を分けましたね。
  1. 2017/05/29(月) 17:06:26 |
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