保護された鳥に足環が付いていた。

標識調査を横っちょで見たことはあるけど、足環そのものを手に取ったのは初めてかもしれない。このサイズともなると、かなり肉厚で丈夫、というか、ペンチでも曲がらぬくらい。こんなん、絶対外れないだろうなあ。さあ、鳥がそれを負担に思っているかどうかはわからないが。
鳥の足環は基本的には、環境省のものを山科鳥研を通じて日本中のバンダー(標識者)が使っている。たぶん、借りている形かなあ。要するに、「タダ」
一方、私がコウモリに付けているものは、翼帯を貸してくれる組織なんてないので自腹で買っているもの。一つ30円くらい。
いつだったか、友人を連れて標識調査したけど、翼帯を付けたコウモリが飛んでいくと、「30円が飛んでいく~」って友達が言ってた。街中で10円玉を見つけりゃ、絶対拾うよなあ。一方、コウモリ調査じゃ、30円をコウモリに背負わせて飛ばしている、って、冷静になって考えるともったいない、もったいない。
足環より翼帯の方が、生き物にかける負担は大きいようにも思う。
標識なんて、生き物が自分で望むはずはなく、人間側の勝手でやっていること。
心して調査するべ。
- 2017/05/01(月) 22:33:57|
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