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毎日の院長 改め、日々雑感

週末の院長だけではご不満な方、新バージョンを作りました。

猫の腫瘍

猫の下顎腺癌(悪性腫瘍)の子を治療しています。
といっても根本治療ではなく対症療法というか、痛みを取っているぐらいです。

ヨダレと口臭で来院し、ちょっと普通の口内炎と感じが違ったので検査してみると癌でした。根本治療は下顎を半分ぐらい切除することになります。結構大きな手術になるし、手術したとしても転移の可能性が否定できないので患者さんと話をすると、このまま対症療法で様子を見るとのこと。
年をとっている、腎不全が少しあるということもあるけど、やっぱり費用的な負担も一因らしい。

動物病院の治療費は何かにつけ、いろいろ言われます。動物医療も専門的、高度化しつつあり、検査機器や手術機器、高価薬なども揃えるとなるとそれなりに治療費に跳ね返ってきます。人間の病院のように専門化はしていないので、現在の獣医学の発達に応じたある程度の設備投資は必要ですし。

腫瘍にかなり特殊化した病院が三重県にあるので、ちらっとその話もしましたが(CTやMRで腫瘍の広がりを調べて外科手術、あるいは放射線療法が可能)、そうなるとおそらく何十万円の治療になります。
”年金暮らしでそんなお金、とても払えませんわ”ってよく言われます。

とはいえ、根本的な治療をしているわけではないので、来るたびに腫瘍が大きくなっています。
アゴだけの問題なので、本人は口が痛くってもごはんは欲しい。食事の時、露出した骨に食事があたると痛くって鳴くらしい。それを見ている飼い主さんもつらい。食道にチューブを通して流動食を入れるのも方法だけど飼い主さんは結構嫌がる。スパゲッティ症候群
(ちゅうのは今でも使うのかなあ?末期の入院患者さんがこういうチューブや点滴チューブ、人工呼吸器なんかにつながれている状態)を想像するからかな。

昨日の話からいうと、アメリカなら適当な時期に安楽死になるケースかも。




  1. 2005/03/10(木) 20:36:54|
  2. 仕事:犬猫|
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