毎日の院長

週末の院長だけではご不満な方、新バージョンを作りました。

今、どうしておられるかなあ

「昭和18年12月22日、旭川市ニテ購入、同28日読了、任地命令未ダ来ラズ
支那人、生活振幅の大さに於いて、比類なき人種」

昭和18年発行の、山西学術探検記という古本にメモ書きがあった。任地というのは、徴兵されてとりあえず旭川まで連れていかれ、ついで戦地へ送られる前の状況ではないだろうか。この本が大阪に戻ってきているという事はご本人も大阪へ無地戻られたのだろうか。
支那人云々のくだりは、この本が台湾の自然について書かれた本だったのでそれと関係あるのだろうか。

私の父も徴兵されて一時、北海道へ渡ったらしい。ただ、体が弱かったからかどうか、そのまま終戦になって戻ってきたという話をちらっと聞いたことがある。鉄砲の弾ひとつ、弾薬庫(って、親父は言ってたけど)の、スチールの箱一つが親父の宝物みたいになっていた。


「進駐軍が京都市内に入ってきた。残念だが、大きな自然に囲まれていた台湾に行けずじまいだった。これからの自然破壊が心配だ。記念にこの本(台湾の蜘蛛)を購入した。」
別の本に書かれていたメモ。この本も出版されたのは昭和18年。
その時期ではすでに敗色濃厚だったんじゃないかなあ。まだ持ちこたえていた時期かなあ。そんな時期でも生物の調査をして学術書を発行する余裕はあったんだろうか。
日本の底力、と思いたい。


  1. 2017/03/23(木) 21:42:14|
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