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毎日の院長 改め、日々雑感

週末の院長だけではご不満な方、新バージョンを作りました。

安楽死

安楽死の依頼が来た。
飼い主さんが病気で長期入院することになり、飼いきれなくなったとのこと。今までかかっていた獣医さんでは健康な子を殺すことは出来ない、と断られ、あちこち問い合わせて最終的にうちにたどり着いたらしい。うちでそんなことをしょっちゅうしている訳ではないが、何でうちにたどり着いたんだか。

安楽死をしない獣医師は非常に多い。年に何回か、あちこちの獣医さんに断られたという話が舞い込んでくる。ほとんどは経過がわからないからとうちでも断る。
今回は間に知り合いが入っていたし、事情を詳しく聞いてやむを得ないと判断した。

”うちの病院は安楽死は絶対しません、”というのもそれはそれで良いのかも知れないが、問題を別の獣医師に振っているだけのような気もする。人の生活があってこそのペットだとも思う。

アメリカの犬猫の、死亡原因の一番は何だと思います?
問題行動からくる安楽死だそうである。問題行動でも腫瘍でも、病気でも、治らないと判断されれば安楽死が選択されるケースが非常に多いそうである。向こうの訳本を読んでいても安楽死の言葉がしょっちゅう出てくる。

日本では最後の最後まで治療する、あるいは積極的な安楽死は行わないことが多いと思う。明らかに死期が迫っている場合でも、飼い主さんから安楽死の話は必ず出るが、あと数日待ってください、というとたいていその間に亡くなり、自然な死を飼い主さんも受け入れてくれる。

安楽死に対する考え方は、仏教とキリスト教がその根底にあるのかなあ、と漠然と思ったりしている。輪廻転生では人も犬も同列?、キリストの教えは人は絶対的に上?、その両方の教えを知っているわけではないが。

ちなみに当院での安楽死はおそらく年に1,2頭程度です。念のため。



  1. 2005/03/09(水) 22:37:36|
  2. 仕事:犬猫|
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