先日調査した奈良のコウモリ。いずれどこかに報告しようかと思って、穴の存在を教えてくれた学芸員さんに話を聞いた。
ちょうどその場所についての記載もあるという文献の別刷りをもらった。「堆積学研究 (2012)」、だって。
表題は「奈良県北部に分布する中新統室生火砕流堆積物非溶結相における再堆積過程」
うーーん、わかるのは「奈良県北部」だけ。
要約を読んでもさっぱりわからないし図表も理解できない。かろうじて分かったのは、火山がらみで凝灰岩が堆積した、ということくらい。
分野が違ったら論文、って、こんなもんなのかなあ。コウモリの話もいくつかあちこちに書いているけど、興味がない人は私と同じ印象を持つんだろうか。
大昔は、コウモリの生息地を公開したら野次馬を呼び込んでコウモリが生息地を放棄する可能性がある、って、すごく慎重に考えていたけど、いつだったか、「誰もそんな恐いとこいかへんで」って知り合いに言われ、それ以来、公開については気にしないことにした。実際、生息地の放棄につながった事はないみたい。
もっとも、それらの穴に一番よく入っているのは私だし、私が一番コウモリにとっては迷惑な存在だろうなあ。
- 2016/01/31(日) 20:24:32|
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