毎日の院長

週末の院長だけではご不満な方、新バージョンを作りました。

大赤字

何年も前の話。知り合いにアセス屋さんがいて、タヌキに麻酔をかけるのを依頼された。道路拡張工事に伴う調査で、タヌキにテレメーターを付けたい、という事だった。捕獲檻ごと持って来られ、外から麻酔薬を注射して一件落着。

しばらくすると今度は、サルに麻酔をかけたいという。獣害調査のためにテレメを付けて生息域を調べるのだという。ただ、今度は据え置きの大きな檻で捕獲するので移動なんてできない、さらに動き回って外からの注射は出来ないがどうすればいいか、相談された。相談って言われても、じっとさせてくれりゃ麻酔くらい何とかするけど、どうやって保定するの?
思いついたのが「吹き矢麻酔」。動物園なんかでもよく使っている。もともと、北海道の共済組合の獣医さんが放牧中の牛をおとなしくさせるために考案した道具。で、大動物臨床用に某社が市販しているので、それを用意してもらった。
私の仕事は注射筒に麻酔薬を詰めるだけ。狙いを付けて発射するのはその友人。何度も練習したらしく、見事に一発で当たってこっちも一件落着。
2頭だったか、3頭だったかに処置して予想以上に処置費用を戴いた。

次もまたサルの麻酔を頼まれた。今度はその友人ではなく、同じ会社の別部署の方。同じように麻酔薬を注射器に詰めるだけ。今度は捕獲頭数も多く(といっても、4頭だったか、5頭だったか)捕獲期間も長かった。一定数を処置したので精算をお願いしたが、一頭いくらかの相談をしていなかった。まあ、適当に、って言うと、適当な金額が振り込まれてきた。
まあそんなもんか、と思ったけどよく計算すると交通費にガソリン代分くらい。これじゃ日当も薬代も出ていない。
「余分」に捕獲したサルを「有害駆除」してもらって帰ったので、まあ、ええか。といっても博物館が喜んだだけで私にはメリットは無かったんだけど。

なんでも、発信機と契約期間が残っているので3月中に新たに捕獲を試みる、という話だったので、今度はきっちり**円でお願いします、って言ったのにもうすでに4月も中旬。年度が変わったということは、この話、消えたんだろうなあ。
あ~あ、最後に儲け損ねた感じ。
  1. 2015/04/22(水) 20:19:54|
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