毎日の院長

週末の院長だけではご不満な方、新バージョンを作りました。

あれ、って、イスラムだったか

最近、年月がすごく早く流れている。記憶もどんどん飛んでいる。さあ、あれ、って、いつだったかなあ。最近のようにも思うけど数年たっているのかなあ。
とある人から電話がかかってきた。誰かが紹介してくれたんだっけ。うちの病院が、その人が何十件と問い合わせたうちの一つだったんだっけ。

ヤギの屠殺(とさつ、って読みます。漢字ならこう書くんだけど、法律では平仮名で書くらしい。なんでかなあ)についての相談。

最初、さっぱり話が理解できず、さんざん聞きなおした。最終的にわかったのは、なんやらの宗教的な行事でヤギを解体して食べたいんだが、保健所の許可がいるのでその相談、という事だった。

基本的に牛や馬、豚なんかは屠場で解体しないと食用にできないんだけど、ヤギは自家とさつが認められている。宗教的な事なんでなんやらお祈りした後、どっちかの方向を向いてどんな殺し方をする、てな話だったように思う。で、その自家とさつのための診断書を書いてほしい、との事だった。
まあ、日本語は普通に通じる外国人だったが、めんどくさいので保健所とのやり取りも私が代行した。

確かに、法的に一定の手続きを踏めば自宅でヤギを殺して解体し食べることは可能だけど、うちの保健所では前例がない、てな事をおっしゃっていたっけ。で、何がいるのか聞いたけど、結局は診断書一枚だけ、だった。
診断書も一定の様式、検査項目があるわけじゃなく、「健康です」の一言と、獣医師のはんこ一つでええらしい。

診ないで診断書を出す訳にはいかないし、かといって何を診りゃええのかわからぬままヤギを連れてきてもらった。通りいっぺんの臨床検査をして診断書を作り、保健所へ提出。さあ、なんか、許可証みたいなのが出たのかなあ、出して終わりだったかなあ、よく覚えていない。

連れてきた人に、診断書料は?、と言われたけど、まあ野次馬的に話に乗っかっただけだし、どたま(あ、頭骨、という事です)くれるならサービス、って伝えた。
で、頭をもらいに行く日を決めて住所を聞くと、市営住宅。
「風呂場で殺すから大丈夫」だって。


角のある立派なヤギだったのでええ頭骨標本ができるかなあ、って楽しみにしていたのに、袋に入ってるのは鼻先が割れている。聞くと、脳みそを食べようと思ったけどうまく割れなかった、って、脳みそ、そんなところにある訳ないやんか。

さあ、もらったのはええけどどうしようかなあ、と思いつつも引き取って庭にころがしていた。
いよいよ困ってホネホネ団のMLに流してみたら引き取り手いっぱい。
さあ、みんな、何に使うんでしょうね。



  1. 2015/01/21(水) 20:54:08|
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