「苦役列車」
西村賢太の、芥川賞受賞作品。
かなり前に、図書館に予約していた。忘れた頃に、順番が来ました、てなメールが来た。テレビでもへんな取り上げられ方がしていたし、私自身が興味を持ったくらいだから、異色の作家なんだろうか、みんな一斉に「予約」したんで、なかなか順番が回ってこなかったのだろう。ネットで調べると、何冊も「仕入れ」て、あちこちの図書館に置いてあることになっているんだけど。
今までにも西村さんの本は何冊か借りて読んでいるので、他の本で読んだ内容(というか、題材というか、ネタというか、)が重複して、いくつか入っている。いわゆる私小説で、どこまでが事実でどこからが創作なのかはよくわからんが、時系列でだらだら生活が書かれているだけで、それ以上のことが頭に入ってこない。小説といえどもかなり事実が入っているので、こんな生き方もあるんだ、と言うことくらいしか感じなかった。
西村さんご推薦の、なんとか清造さんの本は、まだまだ順番が来る気配がない。
あ、そういえば、どなただったか、作家の方が図書館のこういう状況をご覧になり、こんなんじゃ、本がますます売れない、新刊は発刊後、一定期間は貸し出すべきじゃない、っておっしゃっていた。確かにそうだろうなあ。映画でも、レンタルまでちょっと暇がかかる。
- 2011/12/28(水) 20:15:51|
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