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毎日の院長 改め、日々雑感

週末の院長だけではご不満な方、新バージョンを作りました。

タヌキの幸せ

野生動物にペットの感覚、人の感覚を持ち込むのはよくないだろうとは思う。
大阪府は、生きようが死のうが、それが野生だからとの論理で、傷病鳥獣はすべからく放鳥、放獣せよ、とおっしゃっている。アメリカの保護施設でも、トレアージというか、放鳥まで持って行けなさそうな鳥は、治療前に安楽死、ともおっしゃっていた。

うちでも、正直なところ、どうすりゃいいのか、よくわかっていない。ある意味、こちらの都合で処置(処理)している。飼えそうなら飼う、飼えなさそうなら安楽死、殺すに忍びなければ、死ぬのがわかっていても放鳥・・・・。あ、放鳥してどこかへ飛んでいったとしても、その後、「寿命を全うしている」とは思っていない。普通に生きていくのも厳しいであろう野生の世界で、いったん人の手に落ちた小鳥が、ハンディーを背負いながら生きていけるとは思っていない。弱った鳥が、狩りが上手じゃない猛禽類の食事になるのは、生態系から言えば良いことかもしれぬ。

で、うちのタヌキたち。
今から思うと、誘拐じゃなかったか、と思う。巣穴を移動しようとして、何頭かは運んだんだけど、2頭だけ残されていたんじゃないかと。保護された方の話じゃ、数時間はそのままだった、とおっしゃっていたが、もっと長い時間様子を見るべきだったかと。人の気配があったので、親も最後の子らを運べなかったのかもしれない。

私にとっては初めての事だったし、野次馬的な興味もあってとりあえず、人工哺育。ちょうど同じ時期に、うちの「ペット」の犬も出産し、同じように育ててみた。犬と、何ら変わらぬところがない。

とりあえず離乳まで、と思い、今度は、歯が生え替わるまで、と思い、ついで、体が一人前になるまで、と思いつつ、育てる。まあ、高度な狩りをする動物じゃなく、ゴミをあさったり、それこそ、都会じゃノラネコのご飯を横取りしてでも生きていくか、と思いつつ、毎日そういうのにありつけるのかどうか、外の世界は知らないので事故に遭うんじゃないか、とかなんとか思っているうちに、半年、一年。
若い時は庭で遊ばせたりもしていたけど、基本的には裏手の一角の限られたスペースでの生活。(まあ、広さ的には広いリビング以上はあるけど。)
若かりし頃、一度だけ脱走したことがある。いつものスペースに姿が無く、あわてて探すと、隣の家の庭で寝ていたんで、まんざら、ここだけの生活で満足しているのか、とも思ったりした。



結果的には、その人(狸)生の99%を、うちで過ごす。知ってる世界はほんの何平米。
幸せだったかどうかは、絶対にわからぬ。(衣)食住はきっちり供給したが、食住が揃っていれば満足だろうというのは、こちらだけの勝手な思いこみだと思う。



ということで、今いる子。
全く人慣れしておらず、さわらせない。
かといって、凶暴なわけでもない。人を見れば逃げるだけ。
いつも、片隅の洋服の上で、丸くなって寝ている。(最近は、暖かいのか、ガス給湯器の上に登るようになった。)
保護時、推定2ヶ月。

しばしの連れ合いだったシロがいなくなった今、このまま居てもらうか、どこかへ帰ってもらうか、考えている。




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  1. 2011/11/25(金) 19:29:07|
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