さあ、映画って、いくらで見るかなあ。もちろん、内容によっては100円でも、タダでも腹が立つものはあるけど、とりあえず、いくらなら見にいく気になるか。
「夫婦で2000円」があるので、基本的にはこれなんだけど、必ずしも二人で行く訳じゃなく、どちらかというと、最近は一人の方が多いかも。で、昔はナイトショーの1200円が多かったが、最近は、火曜日の夜、おっさん1000円で見に行くことが多い。1000円で見だすと、1200円でももったいないような気がしてくる。
で、今日は木曜日。心斎橋のマイナーな映画館の会員になっていて、ここは木曜日が会員1000円。休みが合う。映画はマイナーなものが多い。
エンディングノート。けっこう前、梅田でやっていたような気がする。その時は行きそびれたんだけど、心斎橋でやっているのに気が付いた。
いわゆる企業戦士で働きづめだった父親が、引退直後に胃癌が発見される。しかも、手が付けられぬほどあちこちに転移していた、とか。で、今度は、自分の「エンディング」を演出するのが仕事になった。娘が映画人だった、と言うのもまた映画のような事実というか。(で、初監督作品になった。)
うーーーーん、微妙。
確かに、あちこちですすり泣きのような声が聞こえるし、私自身も涙がチョチョ切れたが、父親の若い時の写真、家族の成長のビデオ、引退してこれからのんびり行きようと思ったとたん、ガンが見つかり、その闘病の姿や、お孫さんと遊ぶ姿なんかを見せられりゃ、そりゃ、涙が出るのも当然で・・・・。
企業で営業だった時と同じように、自分の葬儀の段取りをすることになってしまったけど、そのこと自体は想定外だったろうし、無念だったろうなあ。最後の前日だったが、その前の日だったか、90才を超える母親に最後の電話をしていた。先に逝って、申し訳ない、って。
点数は付けられませんねえ。
ほんの少し出てきていた、医師をしていたという父親の方が気になった。痴呆で、ぶつくさ言いながら、誰も来ない診療所で診療の準備をされていた。そっちの方が映画になりそうだったけど。
- 2011/11/10(木) 18:44:20|
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