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毎日の院長 改め、日々雑感

週末の院長だけではご不満な方、新バージョンを作りました。

東京から電話

「東京からなんですがヒヨドリのことで教えてもらえますか?」
って電話。何でわざわざ東京から?(まあ、電話なら大阪も東京もないか・・・・・・)
ヒヨドリをひらって何日かたつらしい。結構飛ぶようになったが庖丁で切るかどうかの問い合わせ、ではなく、放鳥できるかどうかの問い合わせ。ネットで調べまくって私のHPを気に入り、わざわざ電話してくださったそうです。

ひらってからいろいろ調べると、誘拐の可能性があるとわかって罪悪感を感じておられるらしい。無事野生復帰できれば心情的にずいぶん楽になるが、放して生きていけるかどうか知りたいらしい。

聞いた限りではまだまだヒナでピーピー鳴いている状態です。ヒヨドリはすごくはやく巣から出てくる(もちろん飛ぶことも可能)ので誤認保護が多いらしい。でもまあ、人に捕まるぐらいならネコでもおれば簡単に捕まるでしょうね。こういう小鳥類の親鳥は、その数も計算して、多めに子供を育てているのかも。

どこまで育てれば野生復帰できるのかのデータなんて、こういう小鳥類では無いと思う。世の中にバンダーと呼ばれる人はいっぱいいるけど、ほとんどは山階鳥研から環境省のバンドを貸与されている人でしょう。山階鳥研は傷病鳥には足環を付けるなという方針なので表立ってはバンドを付けてもらえません。(個人的なつながりで付けている例は時々聞く。)傷病鳥の追跡なら、それなりの機関がそれなりの対応をすればいいと思うけど窓口が無いのが事実。

いつも書いているけど私自身、絶対の自信があってこういう活動をしているのではありません。人慣れした、ヒナから育てた小鳥がその後の寿命をまっとうするのかどうかなんて調べようがないと思う。小鳥の世界は、最初の1年でほとんどの子が死ぬような世界でしょう。ふつうに育った子でさえそういう世界なんだから、人が育てたひ弱な子ならますます生き残るのは至難の業。すべて自己満足でやってるだけだと思う。

「そのままずっと飼ってあげたら?」
「違法なんでしょ?」
「ヒヨドリクラスならいいんじゃないですか。みんな飼ってますよ。」
(みんな飼っているからいいという訳でもないですが)
個体の命を考えるなら放すより長生きかも。

かごの鳥で何年か生き延びることと、自然の中で飛び回って早死にするのとどちらが良いのかは私自身も答えを持ち合わせていません。私が鳥を放すのは、物理的に置いておくスペースがないからだけです。

  1. 2005/09/13(火) 21:46:16|
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