コウモリを通じて知り合った方が少なからず、おられる。
北海道の
中島さん。
知り合った時は会社に勤めておられた(と思う)が、現在は写真家として、活躍しておられる。
ファウラという、北海道の自然を紹介する雑誌にコウモリの写真を連載している。
衝撃だった写真は、洋上で撮られたコウモリの写真。おそらく、世界で初めてだろう。
海の上をコウモリが飛んでいる事実をどうして知ったのか不思議だったが、ファウラを読むと、漁船の船長さんからの質問がきっかけだったらしい。
年末に話題になったクニマスにしても、西湖では何十年も前から時々釣れていた。その魚を不思議に思わず、やりすごしていたので「世紀の発見」が今に持ち越された。今回、その魚を見逃さなかった研究者がりっぱ、と言うことだろう。
洋上のコウモリも、それをコウモリと認識して不思議に思い、それなりの研究者に伝えたからこそ、「世紀の発見」がなされた訳で、それは偶然なのか、必然なのか。
大阪のヒナコウモリも、住み着いた家が自然保護活動をされていた家だったこと、それが私の仕事場のすぐ近くで、妊娠した個体を保護出来たことなんかの偶然(あるいは必然)が、大阪初記録に繋がったんだと思う。
その後、知り合いが同じ堺市でヒナコウモリを保護して某氏に問い合わせたけど、画像を見たその人が「アブラコウモリ」と誤認して、次の発見を逃したことがある。こっちに問い合わせてくれてたらなあ、と、つくづく残念、である。
堺市の別の場所で発見されたヒナコウモリのコロニーも、こっちに問い合わせてくれて初めてそう認識された。「何年も前からここにいますよ」と後で聞かされた。
ネットで見つけた、コウモリの出巣の動画。どう見ても、ヒナコウモリ。掲載者はそれをご存じないらしい。きっちり調べて報告すべきだろうなあ、とは思うんだけど、それっきりになっている。

- 2011/01/05(水) 19:12:20|
- 穴・コウモリ|
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