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毎日の院長 改め、日々雑感

週末の院長だけではご不満な方、新バージョンを作りました。

学生の質

昔は、学生の指導なんかしませんでしたよ。半年間はフィールドで下宿させ、現場でデータを取らせていた。大学に来られりゃ、相手をせにゃいかん。冬の半年間だけ大学に来て、論文を書いていた。
研究がうまくいかなかったら、学生は自分が悪いと思っていたし、そういや済んでいた。うまくいくと、指導教官のおかげ。最近は、すべて先生の指導が悪い、と言うことになっている。
近頃は、どうしても一定期間で成果を出す必要があるので、重箱の隅をつつくような研究になってしまう。いわるる、鳥類学全般に通じた研究者はいなくなってしまったなあ。

先日聞いてきた、鳥関連の講演会のパネルディスカッション。枝葉末節の話ばかり頭に残り、本質は議論について行けず。

学生の質というのは、20年近く前にも知り合いの教官から聞いたことがある。今までは4年で出来ていたことを、6年かかって修士課程でやっている、とかなんとか言ってた。私自身、大学では研究なんてやっていないのでえらそうなことは言えぬが、今の学生を見ていると1から15くらいまで手を取り足を取り教えて、やっと10くらいに到達しているのが現実じゃないか。それが義務教育中の小・中学校ならわかるが、義務じゃない大学で自主性がない、って、結局、何をやりたいのかわからぬまま、とりあえずみんなが行くから大学へ、と言う感じなんだろうなあ。でもって、大学を出てもすることが無く、技術を身につけるために専門学校へ入り直すんだろう。

某、医学部を卒業した作家は、医学部というのは職業訓練校なので科学ではない、っておっしゃっている。この文句が気に入って、私も大学では「訓練」は受けていたけど、学問はしていないんで、コウモリの論文なんかに四苦八苦している、っていいわけをしている。
  1. 2010/12/21(火) 19:10:17|
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