昨日、カラスのことで相談を受け、朝に来院。りっぱなハシブトカラス。転院例は妙に気合いが入る。レントゲンを撮りまくる。新鮮な骨折なんて、どこにもないぞ。
で、結論は、きっちり、放鳥不可。いろいろあって、しばらく預かることになる。一日付き合ってみると、どうも飼育個体のような気がしてくる。野生の、大人のカラスが手からパンを食べる?
午後一番に、「ムクドリみたいな鳥」搬入の連絡。箱を覗く。ムクドリでも、ヒヨドリでもない。ありゃ、これ、アカハラじゃないの?それにしては、お腹に斑点が。連れてきた人が、幼鳥じゃないですか?、って。おっしゃるとおり、アカハラの幼鳥でした。
嘴の骨折で、ああでもない、こうでもないと、レントゲンを眺める。妙案が浮かばぬまま時間が経過。嘴の骨折だけにしては、呼吸がおかしい。しばらくしたら、楽鳥。
「大きなサギを保護した」って電話。白いか、って聞くと、灰色、って。それ、アホサギ、じゃなく、アオサギ。足の骨折というので、治療不可能だったら安楽死しますよ、って伝えて来院指示。
大きな箱を下げたおっちゃんが、「野鳥が・・・・・」とか何とか言って、来院。てっきりアオサギかと思っていたら、何ヶ月か前、ヒヨドリを連れてきた方。
見ると、非常に元気な、手乗りヒヨドリ。健康状態も良好。
また飼育相談を受け、おしまい。
アホサギ、じゃなく、アオサギ来院。中足骨(ふしょ)骨折。元気に、つついてくる。関節が近いが、レジンでの外固定は可能か。レントゲンをこねくり回して術式を検討するが、斜骨折だし、ピンニングだけでも、回転はしないだろう。外固定なら飼育期間が長くなり過ぎ。
5時過ぎから器械を滅菌し、乾燥もそこそこに手術を始める。132℃滅菌の冷却なしだと、器械が持てないくらい熱い。フーフー言いながらの手術、って、どんなん?30分ほどで、手術終了。
こんなに、野鳥が来るって、めずらしい。
ケージを眺める。
上が、フクロウ、カラス、トビ。
下は、ワンコに、サギ。
3階(ケージの上)は、ツバメに、セキセイ。
仕事が違う、って、スタッフに、怒られる。
- 2010/10/05(火) 21:43:20|
- 仕事?野鳥|
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