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毎日の院長 改め、日々雑感

週末の院長だけではご不満な方、新バージョンを作りました。

カメです

ニュースで、背中に「カメです」と書かれたカメがどこだかで見つかって、行政が(?)怒っている、と言うのがあった。何か、問題があります?

相手はアカミミガメ。特定外来生物にはならなかったけど、限りなくそれに近い動物。(ちなみに、関東と関西じゃ繁殖状態が違うんじゃないか、と言う人がいた。関西じゃ、どう考えても在来種を追いやっている。特定外来生物になるべき動物なのに、東京の役人は実態を知らないんじゃないか、って。)
しかも、甲羅に落書きされたって、本人は痛くも痒くもない。実害はない。一年もすれば消えてしまう。

個体識別で、甲羅にペンキというのはあまり行われていない。カメがかわいそうだから、じゃなく、すぐに消えてしまうから。カメの個体識別によく行われているのは、甲羅に穴を開けること。これなら消えることはなく、何年かは追跡できる。一年で消えるペンキと、穴を開けるのと、どちらが有害(負担)か、ちょっと考えればわかるけどなあ。
学術研究だから許される、と言うのもおかしい話。本人(カメ)の了解は取っていないはず。

鳥の羽に色を付けるというのも、よく行われている。そもそも、足環だって反対している人はいっぱいいる。100%負担にならない、なんていうことは絶対にない。私の、コウモリへの翼帯装着は鳥以上に負担が大きく、たいへん申し訳ないなあ、と思いながら装着している。学術研究とか、新知見なんて、本人には関係ない。

両生爬虫類、ねずみなんかでは、指を切り落とす、と言うことが普通に行われている。どちらのどの指がないかで、何百頭という個体識別が可能になる。(数学的には、2進法になるの?、2の10乗まで区別できる?違う?)マスコミが好きな擬人化するなら、名前を付ける変わりに子供の指を切り落とすようなもの、です。これは問題にはならないのか。

アサギマダラも、羽には「落書き」がいっぱい。マーキングが有名になって、また、「素人」でも参加しやすい調査だから、ちょっと囓った人が山でアサギマダラを捕まえては、マジックで電話番号なんかをいれている。本来は、研究会が推奨している方法というのがあるんだけど。これもある人は、あまりにも「落書き(マーキング)」される割合が高くなって、アサギマダラ自体が相手を認識できないんじゃないか(もし、連れ合いを選ぶのに羽の模様なんかを認識しているとしたら)、っておっしゃっている。で、せっかく再捕獲されても、標識者がわからないケースも多発している。(意味のないマーキングじゃ、落書きと変わらない。これはコウモリも同じで、標識者のわからないのが私でさえ、数ケース抱えている。)

まあ、外来種だからどんどん落書きせよ、と言うことでもないけど、本来は駆除されるべき生き物なんだから、報道するならその面からも光を当てるべきじゃないかなあ。まあ、報道しないことが一番だろう。
このカメの捕獲のため、役人が何人も動くようじゃ、この自治体は終わってるな。

  1. 2010/06/10(木) 12:19:07|
  2. 独り言|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2
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コメント

「カメデス」騒動を見て、「落書きはカメにとって有害なの?」と疑問を持ち、ネットで調べていたところ、院長さんのこの記事を見つけました。やはり、カメ的にはどうでもいいことのようですね。結局、マスコミは、「けしからん!」と正義の味方づらして騒ぎ出して、模倣犯を誘い出し、「第二、第三のカメデス」的な面白ネタが欲しいのでしょうね。
それはさておき、指を切り取るといった個体識別の話は知りませんでした。生態調査のためには必要なことなのでしょうか。学術を感情論だけで否定することはあってはならないことだとは思うのですが、別の方法があればそれに越したことはありませんよね。
  1. 2010/06/17(木) 12:12:41 |
  2. URL |
  3. ネコデス #64TjWBNY
  4. [ 編集]

報道に(有害)外来動物、っていう視点がないんですね(ニュースを真面目に見たわけではありませんが)。
カメはなーーんにも考えてませんよ。テレビを回しているとたまたま続報が流れていて、何とか捕獲したけど特に薬等で色を落とす訳じゃなく、自然に脱皮して消えるのを待つ、てな事を言っていました。ほんなら、何のために捕獲したんでしょう?あほちゃうかいな。

指を切り落とす標識法はよく本で見ます。ただ、動物愛護云々が声高に叫ばれている現在も行われているのかどうかは知りません。
学術に名を借りた、こういう「傷害事件」はよくあります。私の、コウモリへの標識も、かなりの負担を強いています。
  1. 2010/06/17(木) 16:24:51 |
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  3. #-
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