FC2ブログ

毎日の院長 改め、日々雑感

週末の院長だけではご不満な方、新バージョンを作りました。

口蹄疫

宮崎県で、口蹄疫。
昔、牛の診療もしていたので、さらに宮崎県には牛を診ている友人が数人いる。人ごととは思えない。
農家も、獣医さんもたいへんだろうなあ。

まだ感染経路はわかっていないけど、前回の発生は、中国からの輸入飼料(乾草)だったように思う。今回もそうなのか。前回の発生から教訓を得て乾草の輸入をどうかするとか、何らかの処理をするとか、対策はなかったんだろうか。そもそも、いつも言われているけど、飼料を輸入に頼っていたんじゃ経営的にもリスクが大きいだろう。もっとも、国内でまかないきれないから輸入するし、国内で作るより買う方が安いからこそ、輸入するんだろうけど。

口蹄疫に限らず、日本に発生はないが外国で常に発生している伝染病は数多くあり、獣医師にとっては診た事もない病気の知識がいろいろ要求される。法定伝染病、届け出伝染病、とか言ったっけ。国家試験用に覚えたけど、すっかり忘れてしまった。基本的には畜産関係の病気が多いけど、犬猫を始めると、狂犬病はもちろん、犬猫猿鳥、野生動物がらみの病気の注意喚起が、連絡網でよく流れてくる。

そういえば、オーストラリアへ行った時、職業に獣医師と書くと、税関でチェックされた。あちらも島国で、病気の持ち込みにはかなり気を遣っているんだろう。

開業してすぐの頃、破傷風の犬が来た。まさに、教科書的な筋緊張で、反り返っていた。その数日前、有刺鉄線で怪我をした、って来院している。家畜なら届け出が必要みたいだったけど、犬は届け出はいらないらしい。まあ、もともと、土壌に生息しているバイ菌で、人も年に何人か、かかっているらしい。

今、狂犬病予防注射の注射時期。犬の輸入はかなり厳しくなっていて、そういうルートじゃ入ってこないだろう。危険性が高いのは、堺で言えば、港に入る東南アジアの船などなど。けっこう、犬が飼われているらしい。いつだったか、船から犬が逃げた、という話が(なぜか知らぬが)知り合いの獣医さんのところへ入ったらしい。その獣医さんが行政にすぐ連絡したけど、最初は「ああ、そうですか」で終わったらしい。が、何時間かして、上部まで話が流れたのか、大慌てで捕獲に走ったらしい。結局は見つからなかったらしいが。

大学の、伝染病の先生は、中国で狂犬病の犬を何頭か診察した、っておっしゃっていた。現地人は犬を見ると、「ホワンビン、ホワンビン」って、怖がっていた、っておっしゃっていた。実際の狂犬病の犬を見た事がある獣医師、って、おそらく絶滅危惧種だろうが、これだけは絶対、誤診できないだろうなあ。
  1. 2010/04/22(木) 19:32:51|
  2. 日記|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0
<<趣味にかける費用 | ホーム | そのうち、は、結局、ない>>

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://urano.blog4.fc2.com/tb.php/2215-e2b827f8
【楽天市場】本・雑誌・コミック