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毎日の院長 改め、日々雑感

週末の院長だけではご不満な方、新バージョンを作りました。

ボトルキャップ

プルタブ集めと同じで、キャップ集めもウソがばれて下火になると思っていたら、いまだに拡大気味らしい。学校単位で集めるなんて、学校の先生は何を考えて、何を根拠に、何を信じて活動しているんだろう?ネットで検索しても盲目的に活動しているところばっかりで、批判しているHPがなかなか見つからない。そんな中で、やっと、かなり正確に話を展開しているところが見つかった。
たとえば、ここここ

長くなりますが、そのなかで「なかを」さんが発言しているのをお借りします。
(勝手に他人の発言をこっちに引っ張ってくるのは問題があるかもしれませんが、なかをさんは時々こちらに来て下さっていますし、話の内容から、事後承諾してもらえると思います。mixiではもっと的確に書いておられるのですが、私自身、今は参加していませんので。)

 私もこの活動に関する疑問について,環境科学面での不都合を感じて,あれこれデータを漁っていました。
 収集したデータはmixi上に置いていますが,膨大な量になってしまったので,こちらには転載できませんが,要約すれば……道徳や感情論ではなく,純粋に環境問題として考え,客観性の高いデータを拾ってゆくにつれ,これが想像以上に「非エコ」であることが分かってきました。

一例として,安井至さんのサイトから…
http://www.yasuienv.net/ReduceCO2Personal.htm

 これによれば,ペット飲料7本を消費する活動で,(生産,流通過程を含め,消費後の処理,リサイクル過程を含まない状態で),CO2排出量1kgになる,と言う計算結果が出ています。
 つまり,キャップを400個=1kg出すには,57kgを超えるCO2排出量を伴う消費活動が,その背景にある,と言うこと。

 また,キャップのリサイクルに伴うエミッションやエネルギー使用量も,多くの場合,無視されていますね。キャップの重量あたりのエネルギー量はガソリンや軽油と同等ですから,その辺から回収,輸送に関わるエミッションを計算してみてください。

 キャップを燃やすのが悪いことであると言わんばかりの書き方も多いのですが,現実にはプラスチックゴミの多くは精度の高いマテリアルリサイクルが難しく,また,2002年以降,自治体はごみ焼却炉の排気のダイオキシン対策のために,ゴミを高温で燃焼する必要に迫られ,燃焼温度を稼ぐための石油代替補助燃料としてプラゴミを利用する(=サーマルリサイクル)ことが,広く行われています。
 石油高騰の折,プラゴミも貴重なエネルギー資源になりつつある,と言えそうです。

 さらに,ポリオに関しては既に,WHOのポリオ撲滅プログラムが1988年から走っていて,患者数ベースで,既に99%の撲滅作業達成度です。某援助団体がワクチン費用を送っているミャンマーも,今年はポリオ発生数ゼロ。ポリオ撲滅を含めた衛生対策に関しては,日本のODAでも毎年,数千億円の拠出をしています。
 ちなみに,ポリオは感染者の90~95%が無症状(不顕性感染),ポリオで問題となる麻痺型症状となるのは感染者の0.1%で,その麻痺型患者の4%が死に至る,と言うデータが公表されています。ポリオワクチンは「命を救う」ものではなく,「ポリオ感染の危険から身を守る」ものであり,ここにも大きな誤解があるようです。

 私は道徳面やボランティア精神論に関して論議するつもりは無いのですが(どうしても感情論に陥りますので…),それ以前に知っておくべき客観的事実は,きちんと調べておいて欲しいと思っています。
 論議や判断は,それからです。


ちなみに、ご発言は一年前のようですので、細かな数字なんかに変化はあるかもしれません。

学校にキャップを持って行きたいが為に、今まで水筒で持って行ってたお茶をペットボトルにした(キャップを持って行かないと肩身が狭いらしい)なんて話もあります。何でも始まってしまうと(真偽は問わずに)いい話ばっかり一人歩きし、疑問を挟むと白い目で見られる、猪突猛進というか、国民一丸となって突き進むというのは日本人の特性でしょうか。



  1. 2009/10/07(水) 07:35:42|
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