何十年か前、家を建てた時、物置を広く作ったら部屋が片付くかと思っていた。営業マンの方は、家というのはいくら大きく作っても、物は同じようにあふれますよ、と言われた。引っ越し当時こそ物は少なかったが、営業の方の言うとおり、今となってはあちこちにいろんな物が山積みになっている。
要するに、置く場所があると思うと何でもかんでも取っておくので、それらの収納スペースは使いもしないのにとりあえず置いてあるものでいっぱいになる。ふだん使うものの置く場所がなくなり、それらは机の隅やテーブルの上に溜まっていく。使いたい時に手を伸ばせばすぐに手を取れるので便利と言えなくも無いが、年を取ってくると雑然とした部屋が耐えられなくなってくる。
昔は何でもかんでも置いていた。旅行先のパンフレット、駅弁の陶器の入れ物、飛行機の箸、スプーン、ホテルの洗面用具、ポケットティッシュ、等々。記念と言えば記念で、確かにモノによってはその旅行を思い出すモノのあるが、ただそれだけのこと。結局は、何十年と使っていないんだし、これから先も使うことはないだろう。それらがあちこちに、雑然とほりこまれている。
一時、クリスタルの置物にも興味があり、結婚記念日に一つずつ買っていたが、10年ほどで終わってしまった。今となっては、それらもほこりをかぶっている。(そういえば、結婚記念日自体、いつだったんだか、うろ覚え。そもそも、記念すべき日なのかどうか、この年になると疑問になってくる。)
今はコウモリで忙しいけど、落ち着いたらまた身辺整理でも始めよう。
整理の基本は、ほかす、買わない、に尽きる。
- 2008/06/28(土) 21:37:08|
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