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毎日の院長 改め、日々雑感

週末の院長だけではご不満な方、新バージョンを作りました。

標本GET

300gの子猫。
嘔吐、下痢。最後に出てきたのがこれ。
P6101982.jpg

瓜実条虫です。「うりざね」です。漢字を見ればわかるとおり、瓜の種に似ている、と言えば似ている?
あ、見にくいですが、一つ一つの片節が種に似ている、ということです。普通は、片節がちぎれて、一つ一つで、出てきます。こういう形で出てくるのは珍しい。おかげで、良い標本が出来ました。


玄関に並べている寄生虫の「サンプル」。説明用に置いています。たぶん、10年以上置いていますが、今でも時々患者さんが手にとって眺めています。
P6101983.jpg

ここの瓜実条虫、実は、開腹して採集したもの。
瓜実条虫の駆虫剤は、体の中で虫が死んでしまって溶けてしまい、便と一緒になって排泄されます。回虫なんかはそのまま出てくるので採集しやすいんですが、瓜実条虫の長い標本は手に入りませんでした。たまたま居候していた猫がこれを持っていることがわかって、避妊手術のついでに、腸切開によって駆虫しました。

右の方にある裂頭条虫、これは長いまま、肛門から出てきます。ゴールデンレトリバーの感染犬がいました。駆虫剤を調べてみると、一回1万円近くかかりそうでした。患者さんにどうするか聞くと、どうしようかなあと言いながら、虫が出るたびに新聞紙に来るんで持ってこられました。最終的には、何もしないでもいなくなったようです。

条虫が出た時、昔なら、年配の人なら「さなだ虫」ですね、って説明すればすぐにわかってもらえました。若い人は当然ご存じなく、ほら、大学の先生(藤田紘一郎)が自分のおなかの中で飼っていた虫です、って、言えばわかってもらえた頃もありましたが、最近はさっぱりわからないみたいです。この実物を見せて、簡単に説明しています。


こっちは膀胱結石。これは重宝しています。
P6101984.jpg
  1. 2008/06/10(火) 21:13:39|
  2. 仕事:犬猫|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:6
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コメント

こないだホネホネでタヌキの心臓からフィラリアが出てましたね・・・
  1. 2008/06/10(火) 21:41:52 |
  2. URL |
  3. キングバルチャー #-
  4. [ 編集]

フィラリア一つで、あんなに盛り上がるのが私的には新鮮な驚きでした。昔なら、必ず犬の心臓に入っていましたから。
  1. 2008/06/10(火) 22:14:30 |
  2. URL |
  3. #-
  4. [ 編集]

学生時代から就職して間もない頃ぐらいまでは,牛を開けば大抵,セタリアに会えました。
今は見ませんねー。
  1. 2008/06/11(水) 00:41:54 |
  2. URL |
  3. なかを #91l6.5m2
  4. [ 編集]

私が大動物をやり出した頃は、牛白血病や脂肪壊死症の出始め。家畜保健所の人と解剖しながら、「そのうち、こんなん、わざわざ解剖するほど珍しい症例じゃなくるんだべか」てな事を話していました。今はどうなっているんだろう。
獣医師の友人の会えば出てくる話は、ベナケバ手術(急性のフィラリア症)、いついつからやってないなあ、というのばっかり。
  1. 2008/06/11(水) 07:06:50 |
  2. URL |
  3. #-
  4. [ 編集]

子どもの頃、犬をフィラリアで死なせてしまったことがあります。そのとき獣医さんが、死んだ犬の心臓を取り出し、中の虫を見せてくれました。

「薬を飲ませていれば、この子は死ななかった。今度、犬を飼うときはちゃんと飲ませなさい。」

ショックでしたが、貴重な体験だったと思います。怖かったけど、いい獣医さんだったなぁ~と思いました。

虫の画像を見て、そんなことを思い出しました。

  1. 2008/06/14(土) 21:10:31 |
  2. URL |
  3. まる #JezSLo8M
  4. [ 編集]

私が獣医師の道を目指したのも、飼い犬がフィラリアで死んだことが大きいです。
  1. 2008/06/14(土) 23:27:11 |
  2. URL |
  3. #-
  4. [ 編集]

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