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毎日の院長 改め、日々雑感

週末の院長だけではご不満な方、新バージョンを作りました。

あなたにはその資格がないと思います

コウモリの研究をしているので何頭か捕獲したい、手伝ってもらえないか、と言うメールが来た。そんなん、いきなり言われてもなあ。
自分の研究論文も参考に、って添付されてきていたが、その研究にどういう意義があるのか、さっぱりわからん。
まあ、こちらは生態屋なんで、純粋な生物学的な研究と合い入れないところはあるだろうが、それならそれで、自分でフィールドを見つけて捕獲するべきだろう。安易に頼んでくる態度がひっかかる。

コウモリの生息地に入る事の法的根拠はかなり希薄、というより、ほとんどは違法状態。自己責任で勝手に入っているというのが現実。大学の研究としてそのことをクリヤーできているのかどうかが、いまいちよくわからない。

生態屋は自分のフィールドというのをすごく大事にしている。もちろん、特定の場所を占有する権利は誰にもないんだけど、「フィールドマナー」というのは暗黙の了解としてあるはず。まあ、この方もそれを理解して頼んできている感じではあるけど、メールの裏に、「研究のためなら捕獲は当然」だし、「許可さえあれば捕獲できるはず」という意識があるのが透けて見える。こちらも、過去には大学から頼まれて捕獲を手伝ったこともあるけど、最低限のマナーともいうべきことが守られず、縁を切ったことが何度かある。

まあ、頭ごなしに「協力できません」というのも同じ研究者としてどうかと思ってそれなりに「丁寧に」対応したつもりだったけど、返事が来ない。向こうは向こうで、私のメールの裏に「本当は協力したくない」という潜在意識を読み取ったのだろうか。


コウモリや野鳥の外部寄生虫を東大の先生に提供している。こっちはデータを付けて一方的に送っているだけだけど、必ず直後に丁寧なお礼のメールが来る。忘れた頃に論文が送られてきて、ほとんどは英文なんでさっぱりわからないんだけど、最後に、資料提供の謝辞が入っている。やっぱり、立派な先生はそういうところから違うんだなあ、って妙に納得している。

  1. 2019/03/03(日) 23:55:21|
  2. 穴・コウモリ|
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