昨晩のこと。某戦争遺跡へ行った。
ここ、尾根筋なんだけど、道がない。正確に言うと、ところどころに山火事防止の錆びた古い看板があったりするので、昔は道があったらしい。一番最初、何を見て知ったのか、どうやって行ったのかの記憶がない。苦労して歩いて、初めて発見したときは感激した。鬱蒼とした森の中に、廃墟が突然現れた、という感じ。
3,4回、何事もなく往復したんだけど、3,4年前、いつものように行って帰ろうとしたら道がわからなくなった。知っているところまで引き返そうとするが、それがまたよくわからない。やっと知っているところへ出てきたと思ったら、スタートの廃墟だった。さんざん歩いてぐるっと回ってふりだし、って・・・・。この日は昼過ぎから調査しているし、だんだん日が暗くなってきて、焦った。
それ以来、ここの調査はビニールひもを張って歩くことにした。
スマホに変えて、YMAPなるアプリを組み込んだ。これさえあればどこでも連れて行ってくれる、どこからでも帰れる、と信じていた。ただ、スマホって電池がすぐになくなるし、まだ使い始めて勝手もよくわからないのでスマホとひもとの両方で調査を始めた。
目的地へ着いたがYAMAPはまだスタート地点。なんで?
スマホを信じなくって良かった。ひもを回収しながら帰った。
いつも、どこからひもを張ろうか、迷う。ある程度までは道(のようなもの)があるし、ここまでくりゃ帰れるだろうと思って、最初の何十mかは急坂だし、ひもを張らずに、木々をかき分けて登っている。
登りと下りじゃ風景が違う。登る時は、目の前のブッシュの根元にけもの道みたいな隙間が見えていた。下ろうとするとその道はブッシュの下になり、よく分からない。
あと数mで道路に出るはずのところで道が無くなり、ブッシュに突っこんだら斜面が思いのほか急で、さらにそこから下には行けなくなった。登り返そうにも急だし、ブッシュがひどいし、一時、どうなるかと思った。
今度来るときは「ナタ」でも持ち込んで、道を開いた方がよさそう。
- 2017/07/03(月) 21:42:02|
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