日本甲虫学会だかの総会が博物館であるというので、会員ではないけど講演を聞いてきた。講堂に入って驚いた。ものすごく高齢の方が多い感じ。
学会の初期の話を写真を交えてされていたけど、その当時は若手ばかり。それが数十年前の話で、その当時の「若手」がそのまま年を重ねて今に至っているらしい。要するに、若手が育っていないんじゃないかなあ。
昆虫の学問の世界と言うのは素人と言うか、趣味の人たちが引っ張っている業界。底辺がすごく広いからこそ発展してきた学問ともいえる。もちろん、専門性を持った学者さんも若手には多くいるが、すそ野の広がりが無けりゃ、次の時代を乗り切れるのかどうか。「昆虫少年」が「絶滅危惧種」に入れられて久しいけど、それが今の状況になっているような気がする。やっぱり、小学校なんかでの理科教育がおかしくなっているんだろうなあ。
- 2016/11/26(土) 16:42:23|
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