葬儀は残された者のためのもの。親戚縁者なら、めったに会わない遠方の親戚が集まり、「一族」としての結束を確認しあう。
知り合いの葬儀。「会いに行った」本人はすでに「棺」の中で返事がない。ご家族とは面識がないので通夜、葬式に行ってもなあ、といつも思っていた。
今日の通夜は獣医師会の友達、というか、知り合い、というか、後輩。特に親しかった訳ではないが同じ時期に役員をしていたんだったかなあ、会合でよく話をしていた。いつも「浦野先生」って、なつっこく声をかけてくれて、いつもニコニコされていた。まあ、人柄でしょうねえ。
年末になんかの講演会で遠目に姿をお見かけしたとき、急に老けていてびっくりした。たまたまその時はお話しする機会がなかったけど、闘病されていたんだなあ、と今になって思った。知っていればお話もしたのに。
病院のHPを見てみた。12月、年末ぎりぎりまで仕事をされていたみたい。都合で何日から休診するが、年が明けたら新しい院長のもとで病院を再開する、って書かれていた。その時点ではすでに覚悟しておられたのだろうか。
12日に甥の結婚式で黒服を着たところ。タンスにしまう間もなく、また着ることに。
本人とは話できないが、自分の生を確かめるために会いに行く。
- 2015/01/15(木) 15:36:13|
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