今日になっても、隣家から、タヌキがいましたよ、と言われる。結論から言うと、逃げたとしてもたいして遠くへ行く訳じゃなく、隣近所をウロウロするだけらしい。さらに、人慣れしているので、姿を隠すと言うこともないらしい。ただし、子供が触ろうとすると、威嚇したらしい。ウチがタヌキを飼っていることを知っている人は知っていたんだが、これでさらに有名になったかもしれない。次、逃げるようなことがあっても、あまり心配ないか、とは思うが、見つかるまでの数時間のことを思うと、もう、こんなに心配するのはこりごり、である。
ウチの犬猫には、首輪と迷子札が付いている。タヌキに首輪という発想は、なぜだか、これまで無かった。まあ、逃げても野生動物なんで探す必要も無かろう、と、最初(飼い始め)は思っていた(のかもしれない)。とりあえず、首輪でもつけておこうかとも思ったけど、鈍くさいので、飼育スペースの造作に引っかけでもすりゃ命に関わる。二重扉か、JRの運転手みたいに、指差し、声だし点検か。犬みたいに、自分の家を覚えていてくれりゃ、一番問題ないけど、あの顔を見てたら、わかっているようには思えない。
昨晩、小ダヌキを放獣してきた。一目散に、藪に走っていった。
結局、入院中、全く触らせなかった。ケージに入れた段ボール箱の片隅で固まっていただけ。一ヶ月も飼えば、それなりに情も移る。生きていけるのかどうか、はっきり言って、よくわからない。
野生鳥獣を扱っていて、めでたい放鳥、放獣というのは多くない。これ以上飼えないから仕方なく、という事も、時々ある。最初から預かるな、治療するなと言ってしまえば、そうなんだけど。
- 2010/08/31(火) 19:10:31|
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