息子が、「キクガシラコウモリがカラスにいじめられていて助けた。空中に掘り投げると飛んでいった。」って、帰ってきて話をする。
都会のど真ん中にキクガシラコウモリがいるわけがない。(だろうと思う。)アブラコウモリじゃないかというと、大きさが全然違うという。ほんなら、ヒナコウモリじゃないの?写真の一枚でも残っていればわかるんだが、こんな時に限って記録していないという。親がコウモリオタクなのは知っているはずなのにねえ。おまけに、コウモリの声も何回か聞いたことがあるという。普通、アブラコウモリの声は聞こえないはず。となると、ますますヒナコウモリくさい。ただ、ヒナコウモリなら繁殖コロニーと言うことになるし、そうなるとかなりの数が出てくるはず。それを確かめる様に言うが、はっきりしない。
息子の同僚の方は、コウモリが鳴いていることも、どこから出てくるかも知っているという。鳴き声が聞こえるコウモリは、アブラコウモリじゃないだろう。もっと早く教えて欲しかったなあ。
いつだったか、博物館の友の会会員の方から、コウモリの画像を見せられる。え、ヒナコウモリ。大阪で3例目か4例目。学芸員に見てもらい、アブラコウモリと言われて、数日飼っていたけど放したのだそうな。ヒナコウモリとわかっていれば論文(というか、夏休みの子供の理科研究)になったのに。学芸員は、先入観でアブラコウモリと決めつけたのだろう。
広島のオヒキコウモリ。学校に住み着いていた。学校関係者は、コウモリが住み着いていたのは前から知っていたらしい。それが、実は、オヒキコウモリだった。それまでこのコウモリは、日本全国で数えるほどしか捕獲例が無く、迷コウモリ、と言われていた。それが、何百頭と、学校に住み着いていたのである。
今回もオヒキコウモリだったら大発見だが。まあ、ヒナコウモリでも、かなりうれしい。
- 2009/06/25(木) 00:56:44|
- 穴・コウモリ|
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