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毎日の院長 改め、日々雑感

週末の院長だけではご不満な方、新バージョンを作りました。

嘔吐と睫毛

患者さんが来られた。よその病院の請求書を持ってこられている。もともとうちの患者さん(って表現もよくないですね。別に患者さんはどこの病院へ行かれても良いわけですから)だが、休日でうちが休みだったため、他に行ったという。そういうケースではもちろん紹介状をもらってこられる方もいるが、たいていはそこまで頼まないし、ただ単に診療内容を私に教えるために計算書を持ってこられるケースも多い。こちらはヨソさんがどんな治療していくらかかっているのか、参考になるのでしっかり記録したりしている。

診療理由は吐き気。話を聞く限りは、そう重症でもないようだった。話を聞きながら計算書を見ると睫毛除去、逆睫毛除去って書いてある。さらに角膜を染色して検査している。また、麻酔して逆睫毛のレーザー治療を勧められたという。

診療した時に見つけた他の病気を、どこまで治療するのかは非常に難しい。診療そのものだって、嘔吐といわれた時、初診でレントゲン、血液検査までするのか、点滴するのか、飲み薬の対症療法をするだけでよいのか、(もちろん経験上の判断という面も大きいけど)迷う時がある。
一通り診療した時点で私の判断を説明し、血液検査をお願いしたりレントゲンを撮る了承を得るわけだけど、説明の仕方一つで患者さんの判断も変わってしまう。

「いらっしゃいませ。今ポテトがお安くなっていますがいかがでしょうか?」「あと200円でセット価格になりますがいかがでしょう?」

「ノミがいますので一緒に治療なさいますか?」
「目やにが多いようですので一緒に眼科診療もされますか?」

獣医さんでそういわれると、断るのはずいぶん勇気がいるんでしょうね。マグドで断るのとは違うでしょう。

こちらもそれがわかっているので、なかなか言い出しにくいことがある。もちろん犬・猫のためを思えば悪いところをすべて見つけ出して治療してあげたいのだが、費用もどんどんかさんでいく。どこで折り合いを付けるか。

どこまで検査し、どこまで、どんな治療するのかの決定権は患者さんにあります。患者さんに決めて頂いた方がこちらの仕事もやりやすいんですね。もちろん、骨折を注射で治せと言うような、無理なものは無理ですが。


  1. 2006/03/29(水) 21:04:36|
  2. 独り言|
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