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毎日の院長 改め、日々雑感

週末の院長だけではご不満な方、新バージョンを作りました。

たまには仕事ネタ

FC2というところ(このスペースを借りているところ)でブログのアクセスランキングのサービスが始まったとかで、そのバナーを貼り付けたところ、皆様のクリックのおかげでなんと部門1位に躍り出ました。
といっても登録しているところが動物病院で、総計4人しか登録がない所でした。とはいえ、何でも1等賞はええもんです。
内容を読むと看板に偽り、の感も少々ありますのでたまには病院ネタでも。

と思って張り切って写真を撮ったらピンぼけ。何とか雰囲気はわかりますか?
DSC07949.jpg

雄犬の肛門周囲腺種という良性の腫瘍です。ただし良性といっても、ここまで大きくなって出血が始まるとどうしようもありません。肛門そのものを取るなんて出来ませんし。
この腫瘍は去勢すると小さくなる場合があるので、それに期待して睾丸を摘出しました。(逆に言うと去勢すれば予防になる、と思っていたら、つい最近、去勢した犬でこの摘出手術がありましたが。)

最近の犬の死因のトップは腫瘍?と思うほど、腫瘍が増えています。出来るのはもちろん年を取ってから。患者さんは痛がらないから、とか、大きくならないから、とか、この年で手術はかわいそう、とかで、手術されるのを躊躇するケースが多い。この子も最初に見つけたのは1年ほど前で、その時点では小指の先ほどでした。この時点なら簡単な手術で完全切除できたんですが。
「良性腫瘍ですが大きくなると出血してたいへんですよ」って言ってたつもりなんですが、こうなるまで様子を見る患者さんも多いです。こちらサイドから考えると何でここまでほっておいた?って思ってしまうのですが、十分説得できなかった当方にも落ち度があるのかなあ。

時々あるのが犬の骨肉腫。大型犬に多い骨の腫瘍です。かなり悪性度が強くて肺に転移するケースが多い。治療は(転移がなければ)見つければすぐに断脚手術、と言うことになります。
ただ、大型犬に多く、断脚手術で3本足で歩けるかどうか心配、断脚してもその後肺転移が見られることもある、などから手術を見合わせるケースがあります。
発見当初は3本足ででも歩き、食事も食べていると、なかなかいきなり断脚には踏み切れないんですね。そうこうしているうちにだんだん足が腫れてきて歩けなくなり、寝たきりになってしまいます。そうなると痛みも出てきて、かといって進行しすぎて断脚手術も出来なくなってしまいます。

開業してすぐの頃、そういう例で手術しなかったことがあります。最後はすごく足が腫れて痛がり、麻酔で寝かしていました。患者さんが一言、「やっぱり手術してやった方が良かったのでしょうか?」と自責の念に駆られていました。私の説得力が足りなかったのかもしれませんのに。
今ならもっと強く断脚を勧めると思いますが。





  1. 2006/01/20(金) 21:13:12|
  2. 仕事:犬猫|
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