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毎日の院長 改め、日々雑感

週末の院長だけではご不満な方、新バージョンを作りました。

たまには仕事もやってます

仕事というのは重なるもので、今日は犬舎が満員、どころか、あふれていました。
基本的に真夜中は寝ますので、入院はほとんど受けていません。安静が必要、かつ夜中の急変がない患者さんだけ預かり、他は通院してもらってます。朝から日帰り入院の子が次々と来ます。

犬舎は6室ありますが1室はミグちゃん専用。大型犬が抗ガン剤治療で来院、この子が2室(つないで大きな部屋になる)占有、昨日予告した声帯手術の子が1室、昨日から入院のダックスフントの椎間板ヘルニアの子、門脈シャントの子、糖尿病の通院の子、猫の避妊手術に、朝に入院した猫の抜歯、保育器には呼吸困難の酸素吸入。
あちこちに特設ケージを組み立てたり、診療室で自由にさせたり。
犬舎が埋まるたびにミグちゃんに白羽の矢が。「ミグちゃん、そろそろおうちに帰ろうねえ。おうちに広ーい家を作ってもらったら?」ってスタッフに言われます。

私、ここがいいなあ。いろんな人に会えるし。
でも、今日は特にごちそうですねえ。
DSC07327.jpg

今日はウズラのヒナにズリ、ハツ、ムネニク。週に何回かはマウスを頂きます。
  1. 2005/11/02(水) 22:09:04|
  2. 仕事:犬猫|
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手術2例

気乗りのしない手術。
声帯切除術。もっともらしい名前やけど、することといえばノドをかっ切って声帯を切り取る。切り取るといっても全く鳴かなくなるわけではなく、本人は鳴いてるつもりでガーガーという声になる。アヒルみたいな声。高音部をカットするだけですよ、って説明するがまあ、結果的には近所迷惑にならない程度には声が小さくなり、それなりに飼い主的には満足するようである。

住宅密集地で確かに犬の鳴き声は迷惑だろう。私でも一丁先の鳴き声が気になる。一人鳴けば連鎖的にあちこちで鳴くケースもあり、うちのわんこもついでに鳴かないかと気になる。
結局はしつけ、といってしまえばそれでおしまい。しつけが出来ないからこそ今困ってるわけで、今からしつけろと言っても今日から鳴かなくなるわけがない。

気乗りがしないのは、明日の手術は16才の子。何で今さら?病院ではすごくおとなしい。いわゆる痴呆でもない。
家の中で一緒に暮らせと言うけど出来ないという。まあ、16年間外で飼っているのを、今から室内で自由にさせろと言うのも無理か。鳴いたらどうしているのか聞くと、棒でケージをたたいているらしい。そんなん、よけいに鳴かせているだけやんか。

声帯手術の依頼はよくある。じっくり聞いて鳴いている理由を探し、それに対応したしつけをしたり、つなぐ環境を変えると鳴かないケースも多い。実際に手術までするのは極めてまれ。今回はほとんど飼い主の方に問題があるのだが諸事情から引き受けてしまった。保健所に連れて行くわけではなく、声帯手術しても寿命まで飼ってやるという気持ちの方をくみ取るべきか。


手術してやりたいが。
門脈シャントの犬が来た。門脈が肝臓を経由しないで直接静脈にはいる。こんな書き方をしても誰もわからんでしょうね、すみません。
先天性に余分な血管があって、肝臓へ行くべき血が違うところへ行く。そのため栄養分は肝臓に貯められないし、毒物は肝臓で解毒されない。
その血管をくくってしまえばいいのですが、どこにあるかの診断、くくる程度(一気に止めるのではなく、じわじわ結紮する)に高度の技術が必要で、私自身経験がない。しっかりした診断と治療をするには専門医が必要。大阪市内につい最近、高度医療を目指す病院が出来たので問い合わせると診断に4-5万円、手術費用が20-25万円という。

若いカップルの飼っている犬で数万円の治療費も払えないという。生き物を飼うにはお金がいる、と今から説明しても仕方ないし、お金持ちしか犬を飼えない世の中なんておかしい。うちで出来るなら学用患者扱いで実費で手術してもかまわないと思うが、100%の自信はないしなあ。(まあ、あれば最初から他に依頼はしない。)

CT、MR、放射線療法、・・・・、動物医療もどんどん高度化している。設備投資の回収のためか、治療費もかなりかかるようになっている。保険保険と言うが、人の保険でも、末端の掛け金だけ払ってほとんど保険を利用しない人がいっぱいいてこそ一人が高度医療を受けるようなものである。犬の保険のように、みんなが自分への給付を期待している世界では成り立ちようがない。
  1. 2005/11/01(火) 21:13:50|
  2. 仕事:犬猫|
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