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毎日の院長 改め、日々雑感

週末の院長だけではご不満な方、新バージョンを作りました。

オオサンショウウオ

>先月8日、路上でオオサンショウウオが発見された。会社役員の
>男性が「中国産で知人からもらったもの」として名乗り出ていた。
>しかしDNA鑑定で日本産と判明。上野動物園・飼育課・齋藤祐輔氏、
>ZOO新大久保店・岩邊孝之店長のコメント。日本産のオオサンショウウオは
>特別天然記念物に指定されており研究目的以外での飼育は出来ない。
>警察は文化財保護条例違反で入手経路を調査。

スタッフからこのニュースを聞いて検索すると、上記のダイジェストが掲載されていました。
特別天然記念物、オオサンショウウオ、というとすごく貴重なような感じがしますが、中国地方の山間部ならいくらでもゴロゴロいます。もちろん大阪でも兵庫県でもいくらでもいます。わざわざニュースにするようなものでもないと思うんですが。あんなん、飼っていてもかわいくないし、乱獲されるとも思えません。とあるペット展で国産のオオサンショウウオが闇で売られていたけど買い手が付かなかった、という話を最近聞きました。わざわざ買わなくってもいくらでもいるし、飽きれば放せばしまいだからでしょう。先日も淀川下流域で捕獲されていました。年に何回か、とんでもないところで見つかり新聞ネタになってます。

河川改修でオオサンショウウオが住めなくなることは棚に上げておいて、こんなのを1件検挙して何になるんでしょう?
ニホンカワウソもトキも特別天然記念物に指定したのは良いけど、それが絶滅を防ぎましたか?ヤマネコだって指定が保護に結びついてまっか?
ニホンカモシカは特別天然記念物だけど、場所によれば、増えすぎて害獣扱いされていますね。


長くなりますがヒマなんであちこち調べてみるとこんな記載を見つけました。貴方もヒマなら読んでみて下さい。

天然記念物指定の蝶についての問題点

 文化財保護法によって国の天然記念物に指定された蝶の種類は10種にのぼる。北海道のウスバキチョウ、ダイセツタカネヒカゲ、アサヒヒョウモン、カラフトルリシジミ、ヒメチャマダラセセリと小笠原諸島のオガサワラシジミ、それにゴイシツバメシジミの7種は地域を定めず全国どこでも採集禁止、地域を定めて採集禁止となっているのは高知市のミカドアゲハ、奈良市春日山のルーミスシジミ、鳥取市のキマダラルリツバメである。国による天然記念物のほか、地方自治体の条例によって採集禁止(罰則を含む)になっているものは多い。

 ここでは国の指定によるもののうち3種をとりあげて指定の必要性の有無、保護の効果などについて考えてみたい。

 ミカドアゲハは上記10種のうち1種だけ最高位の“特別天然記念物”に指定されているが(昭和19年に天然記念物指定、昭和27年に格上げされて特別天然記念物と名称変更)、これはその当時、ミカドアゲハの生態と分布がよく分かっていなかった為と思われる。ミカドアゲハの幼虫がオガタマノキを食べることが判明したのはその後のことである。その後の調査でミカドアゲハは九州・四国の全県、中国地方西部、紀伊半島に広く分布することが判明し、個体数も以前より増えていると言われる現在では特に保護の必要もないが、日本では一度指定されるとその変更は難しいものであるらしい。蝶の蒐集家でも西南日本にとくに珍しくもないミカドアゲハの採集にわざわざ高知にまで出かける筈もない。天然記念物の指定が無意味なものの代表的な例である。

 ルーミスシジミは国の天然記念物として奈良市春日山での採取は禁ぜられているが、数十年前からこの産地では絶滅している。現在、千葉県南部の清澄山一帯は本種の豊産地で、例年多数の蝶蒐集家がおしかけて大量の標本が採取されているが、一向に減少の気配はない。こういう状態を見ると首をかしげざるをえない。乱獲に近い採集が行われている房総半島で全く減少の傾向すらみせないルーミスシジミが、手厚く保護されていた筈の奈良市春日山で簡単に絶滅した理由は何であろうか。台風による森の荒廃とか、殺虫剤の散布が原因だと言う人もあるが、蝶の生存力を考えるといずれも説得力に欠ける。幼虫の食草のイチイガシは健在であるし、採集によることも考えられない。絶滅した産地を天然記念物に指定して採集禁止にし、現在の多産地は放置して乱獲にまかせている。いったい天然記念物の保護はどうなっているのであろうか。奈良市春日山で豊産したルーミスシジミが原因不明で絶滅したように、現在の房総半島の多産地でもそういうことが起こっても少しも不思議ではない。問題は絶滅に至るような個体数変動の要因が全く研究されていないことである。
(浦野注:春日山では安易な指定が調査の妨げになって、絶滅に拍車をかけたらしいです。)

 ゴイシツバメシジミは日本では九州(熊本・宮崎県)と奈良県の一部にのみ生息が知られるシジミチョウ科の稀種、この種の幼虫は原生林の老木の樹上に着生するシシンラン(イワタバコ科)の花蕾・実を食べて育つ変わった生態を持っている。日本で樹上の着生植物を食べて育つ唯一の蝶で、その分布の局地性からも天然記念物の指定は納得できる。この蝶の存在が判明したのは昭和49年、日本産の在来種(土着種)で最も新しく発見されたものである。私はこの種の発見に関与し、生態調査も行ったので関心は深い。蝶は原生林中の高所を飛ぶため成虫の採集は難しいが、シシンランを探せば幼虫・卵は簡単に見つかるし、それを飼育すれば完全な標本がえられる。蝶にくわしい同好者であれば困難な成虫の採集(もし採集できた場合でも完全品は少ない)などする筈がない。天然記念物の指定で禁止されているのは成虫の採集で、植物の採取は禁止されていないので、この指定はゴイシツバメシジミの保護には殆ど役立っていない。これでは尻抜けである。シシンランの採取禁止こそ最も必要で、シシンランさえ維持されればゴイシツバメシジミの絶滅のおそれはない。

 以上、国の天然記念物の3種について問題点を述べてみたが、ミカドアゲハなどはもともと採集禁止にして保護する必要のないものであった。地方自治体の条例によって採集禁止になっている種は多いが、その必要なしと思われるものも少なくない。一般的に言えることは成虫の採集を禁止するだけでは真の保護にはならず、幼虫の食草を含む環境の保全が必要ということである。大雪山のように植物の採取禁止を含む環境の保全が望ましい。




これはたぶん大阪府最大のオオサンショウウオ。1.25mあります。ここまで来るとちょっと持ってかえりにくい。重くて体重は測定不能でした。
  1. 2005/11/17(木) 21:36:56|
  2. サンショウウオ|
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またクイズ:フンドシ洗い?

久しぶりのコウモリ・サンショウウオ。
コウモリは予想以上の成果がありました。
サンショウウオはぼちぼち。小さな子が二つ。久しぶりの能勢でしたが、夏でブッシュがひどくて歩きにくい事。
で、フンドシ洗いとは、これ。


さて、何でしょう?といっても博物館関係の人はみんな知ってると思います。
詳細はいずれ本家で。
  1. 2005/08/20(土) 00:00:00|
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で、速報

夕方、堺の方は雪や雨が結構降って調査は中止か、と密かに喜んだらそれから急に晴れました。
とりあえず行ってみると北部の方は全く降ってなかったみたいです。
で、久しぶりに夜の川へ。ここは山間部で、気温は5度。
一応4つ見つけて測定、撮影してきました。
ここではアライグマが見つかったことがあるし、北摂の増え方は尋常ではない、とのうわさもあるので川も斜面も気にしながら歩きましたが見つけられませんでした。残念なような、よかったような。
DSC08898-1s.jpg

  1. 2005/02/26(土) 23:56:26|
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