毎日の院長

週末の院長だけではご不満な方、新バージョンを作りました。

また一年

月初めに大阪府、和歌山県に送ったコウモリの学術捕獲申請書。和歌山が2週間ほどで、大阪府は3週間で帰ってきた。
なんだかんだで、20年近く許可証をもらっていることになる。

一番最初は、博物館の学芸員の「推薦」をもらっていた。役所側も、「どこの馬の骨」かわからん相手に許可は出せない、専門家の名前が欲しい、って言われ、コウモリの専門家なんて博物館にもいないので、動物研究室の学芸員さんに名前を借りた。自分で推薦書を書いて、学芸員に見てもらってからサインをもらっていた。

数年たったら、今度は、学芸員名じゃインパクトが弱いから館長からの推薦が欲しい、って言われた。同じようにまた自分で作文してサインをもらった。それを2年くらいしていたけど、もうぼちぼち名前も売れてきたし推薦書なしで許可を頂戴、っていうと、すんなり許可が出た。

研究の目的なんかは、最初は毎年いろいろ文句を考えて変えていたけど、ここ数年はいつも同じ。時々、調査地を足したり削除したりしているだけ。

まあ、毎年のことながら、許可証が出るとホッとする。これでまた一年、コウモリに遊んでもらおう。コウモリにとっては迷惑な話。

  1. 2018/04/27(金) 21:38:42|
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コウモリ捕獲許可

これも毎年書いているだろうなあ。コウモリの捕獲許可。「有効期限」が一年。これまたいつも書いているけど、歳を取るにしたがって1年は短くなる。昔は毎年申請の文句を変えていたんだけど、ここ何年かは同じ文章の使いまわし。まあ、それでも断られたことはない。
前年の許可証返却時には、標識記録も提出することになっている。ついでに自宅の標識の「在庫」を確認してみると、(当然だけど)だんだん減っている。これ、イギリスから直輸入しているもの。購入の最低単位もそこそこ多いので、次を買ってもそれを使い切ることができるのかどうか、慎重に見極めないとなあ。こんなん、他にも流用できないし。購入はカードが使えず、直接イギリスの銀行へ送金する。これがまた、書類がややこしくって面倒。

期限が切れることを思い出して2日で書類を作成して投函。
さあ、何事もなく、次の一年、またコウモリに遊んでもらいましょう。
  1. 2018/04/12(木) 22:32:39|
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夏だと、大変な事になっていたかも

某所へコウモリ調査へ行った。ここ、キクガシラが1000頭以上入る穴。それだけもおれば何らかの原因で死ぬ子もいるのか、死体をひらうことが時々ある。ただ、落ちているのはたいてい水没した坑道で、冬と言えども腐りかけている時がある。タイミングがよけりゃ、「新鮮な」死体と遭遇する時もあるんだけど。
この時、3つ死体を見つけたが、みんな時間が経過しているらしく、黒っぽい塊になっていた。とりあえず袋に入れて持って帰った。匂うと困るので車に積んだまま、翌日病院で作業しようと思っていた。

忘れてた。

3週間くらいになるかなあ。「厳冬期」なんで、幸い腐敗は進まなかった。
洗うとほとんどの骨は流れてしまい(というか、真面目に回収しなかっただけ)頭骨とその他いくつかの骨だけ回収した。

夏だったら車中、かほっていただろうなあ。

前に乗っていた車。新車の時に山へ行って、小型サンショウウオを捕獲した。フィルムケースに入れていたんだけど、なんかの弾みにふたが開いたらしい。逃げ出したが見つからず、ほったらかしにしていた。
3,4日で車がかほりだした。どこにあるのか、探したけれど見つからず、毎日においがひどくなっていった。

金輪際、サンショウウオだけは積まないでおこうと思った。

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オキシドールで漂白すると、「まぶしい白」に

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  1. 2018/02/02(金) 19:53:31|
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残念ながら博物館へ

約3か月のお付き合いでした。









何だか元気なく、食事量が減ったと思ったら二日くらいで亡くなりました。
博物館で、大阪産、5例目くらいの標本になりました。なんだかんだで、あんまり珍しくなくなってきたかもしれません。


コウモリはミルワームだけでも長期間飼育できる、ツバメなんかはほとんど栄養不良(偏り)で長期間は無理。コウモリはお日様に当たらない、すなわち、ビタミンD云々の話がなくってもうまく育つのはCa代謝が鳥なんかと違うんじゃないか、という話を、先日のコウモリフェスティバルで、雑談の中で聞いてきました。そういう話は実際にはなかなか聞けない話。ネット時代とはいえ、やっぱり顔を合わせて直接話するというのも大切ですねえ。
  1. 2017/10/03(火) 21:49:27|
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悟りました

例の、福知山線廃線跡のハイキングコース。友の会の月例ハイクで昨日、歩く予定だった。
タイミングよくかどうかわからないけど、ハイキングが決まる少し前に歩いていて、そこそこコウモリが見つかっていた。下見に行くというのでその時のデータをお渡しして調査をお願いした。ちょうど子育て時期ではあったけど、近くにほとんど知られていない、アプローチの大変な穴があり、そっちでの哺育は確認していたのでトンネルから追い出してもそっちへ行くからまあ大丈夫、と思っていた。
下見に行かれた後に簡単に結果を聞くと、キクガシラが3,4つ、との返事だった。
うーーーん、そんなはずないんだけどなあ、もっといたはずだけど。

本番に何とか行こうと思っていたけど仕事の都合でどうしても休めず、診療が終わってすぐに駆けつけりゃ最後の2時間くらいはお付き合いできるかなあ、と思っていたら、台風で行事が流れてしまった。

せっかくだから12月の私のハイキングで使えないかと思って、今日に行ってみた。

昨日天気が悪かったからか、思ったほどのハイカーはいなかった。それでももちろん、そこそこの人が歩いている。
みんな足元とか前は照らしているけど、私みたいに天井にライトを当てている人は皆無。天井にライトを当ててフラッシュをたいている、って、普通じゃないかも。隙間を一つずつチェックしているので歩くスピードも、ほとんど止まっているみたいなもんだし、ある意味、怪しい?

子連れも多く、撮影している時に小学生くらいの子が通りかかったので、ここにコウモリがいるよ、って照らすと、一瞬天井を見て、かわいい、って一言発しはしたけど足も止めず、親も反応は無く、それでおしまい。
別の場所ではモモジロの小コロニーを撮影している時に、小学生の団体が通りかかったので同じように紹介したけど誰も興味は無かったみたいでそのまま行ってしまった。

私なんて、何十年もコウモリを見て来たけど、キクガシラ一頭で大騒ぎするけどなあ。博物館の会員さんとかその子供だったらこんなに反応が薄いはずないと思う一方、一般の人にとってはコウモリなんてそんな認識なんだ。
今まで、生息場所を明らかにして野次馬を呼び込んだらコウモリがその貴重な生息地を放棄するとも限らないと思って、生息地の具体的な場所は掲載しなかったし、調査の一般公開も避けていた。
いつだったか、知り合いが、そんなん、場所が分かっても誰も行きませんよ、って言ってたけど、それが本当のところなんだなあ。

友の会の会員さんにしてもどこまで興味を持ってくれるかわからない。興味を持ったところで、ライトを照らして、これがキクガシラコウモリ、これがモモジロコウモリ、って説明しても10秒くらいで終わってしまうか。

コウモリでハイキングはやっぱり無理ですな。

現在候補に上がっているコースは、岩や地層の観察が面白いんだって。そっちの方が一般受けするし、時間も持つらしい。
わたしゃ、さっぱり興味ないけど。
  1. 2017/09/18(月) 21:10:38|
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結局、行った

久しぶりに、共同研究者と一緒の調査を計画した。一緒に行けば標識もしやすくなる。計画したのは先週の事。が、予報も悪いので前日に中止を決めた。

当日、朝からやっぱり天気が悪い。せっかく計画していたので、雨でも行けるようなアプローチの簡単なところだけ行ってみようと思った。方向は北の方。車で走っていると少しは雨が降っているけどひどくはない。おそらく、午後から本格的に降るのかなあ。

最初に行く予定だったところは道なき道を30分ほど歩く。斜面がきつい所では雨で足が滑る。それもあって中止したんだけど、これくらいなら何とかなるような気がして、結局は一人で調査してしまった。特に危険な穴はなるべく一人ではいかないように、って思ったところなんだけど。

そこの調査が終わった直後から雨がひどくなってきたけど、次の調査地は車横付け。こっちはほとんど危険性もなく、アプローチは簡単。ユビナガコウモリが数百頭いて、歩いていると上からおしっこが降ってくる。今日は標識を計画していたんだけど、一人で捕獲して標識して、というのがやっぱり大変だった。数十頭に標識して調査終了。
せっかくの休みなんであと2,3か所、と思っていたけど、雨がひどくなってきたのでこれでおしまい。
それでも、久しぶりにコウモリと触れ合い、ちょっと心落ち着く。


  1. 2017/09/16(土) 23:27:45|
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文献集

青森の向山先生が不慮の事故でお亡くなりになり、遺稿集というか、先生の文献集を発刊したいので購入希望者を募っている、という連絡がコウモリの会から来ていた。何十人か集まらないと発刊の経費が出ないのだとか。私も一部申し込んで、何か月かのちに、費用が集まったので発刊します、との連絡が来た。まあ、よかった。

さあ、私もそうなった時に備えるべ、と思って自分の文献を整理してみるが、せいぜい10~20本くらいかなあ。コピーとホッチキスで、半日でできる仕事みたい。まあ、文献なんて今の時代、検索をかけりゃそれなりに出てくる。この程度なら、わざわざまとめる意味もないかな。

今年のコウモリフェスティバルでは向山先生の標本が、何箱も並んでいた。私自身、生きた状態では見たことがないコウモリばかり。さすがによくお集めになったなあと思いつつ、保管が気になった。うろ覚えだけど、「郷土資料館」みたいなところに収蔵されている?この手の標本なら、本来は自然史博物館じゃないの?日に焼けた感じの標本もいくつかあって心配になった。
ちなみに、私も一時は手元に標本を置いていたけど、今はすべて博物館に入れています。

  1. 2017/09/13(水) 21:59:00|
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