毎日の院長

週末の院長だけではご不満な方、新バージョンを作りました。

出戻り

昨秋から翼の骨折したドバトをリハビリケージで飼育していた。リハビリケージというのは表向きの名前で、実際はセキセイインコとコザクラインコの屋外ケージなんだけど。
半年も飼育しているとドバト自体で「創意工夫」と「努力」をするのか、骨折して上腕骨が曲がっているのに「地を這う生活」じゃなく、ある程度飛び上がれるようになるらしい。ケージの止まり木まで登るようになった。ドバトが止まり木に止まるとインコたちが怖がって、迷惑している。困った。

野生鳥獣救護活動をしていると一番困るのが、「死なないが放せない」子。昔は大阪府に飼育ボランティア制度というのがあって、放せない鳥はボランティアに預ける制度があった。過去形なのは、おそらく、今は(表向き、制度はあっても)活用されていないんじゃないかと思う。一生飼育につながる鳥は紹介しない、ドバトやヒナは扱わない、てな事を言われ、実際、カラスを預けたいと言ったが断られたことがある。そういうのが何回も続くと聞く気にもならないので、必然的にそういう鳥が貯まってくる。現在、猛禽類3種4羽にドバトがいる。

断脚したカルガモをそこでしばらく飼育していたけど、長く陸で飼うと水に沈むようになるし、これ以上飼育できないと判断して池に放してきた。平均的な寿命をまっとうするとは思えないけど、まあ、飼えない以上どうしようもない。
アオバトが新入りしたので、ドバトには、いよいよ出て行ってもらおうかなあ、と思った。病院で健康検査し、どれくらい飛べるか試し、しばらく思案した。

幸か不幸か、アオバトが落鳥したのでスペースができた。

まあ、いいや。もうしばらくだけ置いておこうか。
止まり木に止まられるとインコがかわいそうなので、羽を数枚抜いた。これらが生えてきたら、次こそどこかへ行ってもらおう。

  1. 2017/05/20(土) 21:44:37|
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残念ながら










残念ながら落鳥しました。
一か月半、強制給餌していました。どこに出かけるのも一緒でした。
最近は毎日「風呂」に入って、撥水性の復活に期待していたのですが。

正直な話、これがサギ類なんかだったらすぐに諦めて安楽死になっていたんでしょうけどねえ。治療を続けるか、諦めるかは結局はかわいいかどうかにかかっていたりします。
野鳥救護はやっぱり、仕事じゃなく趣味の世界だなあ。
  1. 2017/03/03(金) 20:39:43|
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水が苦手?

大阪初のコシジロウミツバメ、仮称コジロウ。
毎日、イワシの流動食(ミキサーにかけたもの)を食べさせている。元気なんだけど飛ぶ意思がない。
このサイズの鳥に与える食事が思いつかない。ふと、オキアミならどうだろう?、って思って釣具屋へ。オキアミのブロックと、やや大きめの冷凍パックを買ってみた。

バットに湯を張り目の前にオキアミを入れたエサ入れを置く。

P1310408.jpg







一目散に、水槽から逃げ出す。

P1310409.jpg








この子、水が苦手なんだろうか・・・・・・。


それにしても、こんな小さな子、ほとんど海上で過ごすというけれど、どうやって、どんなエサを取っているんでしょうね。
お父さん、お母さん、お友達は今頃どこを飛んでいるんだろう・・・・・・・。
  1. 2017/02/01(水) 21:17:43|
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名前募集、しないのが原則だけど

この鳥を引き取りに行ったら、鳥が入っている段ボール箱に「小次郎の家」って書かれていた。「コシジロウミツバメ」なんで、「コジロウ」となったんだろう。

保護動物には、情が移るので名前を付けないのが原則ではある。名前があるのと無いのとで扱いが変わるという事はないんですけどね。呼ぶ時も、種名に「ちゃん」を付けるくらいが一番多い。










「オオシロハラミズナギドリ」が来た時は、博物館のMLに情報を流した。と、朝日新聞から問い合わせが来て、大阪初記録として新聞に掲載された。2人か3人、見せてほしいといって病院へ来た。
記者さんは取材に来るわけでもなく、メールを何度かやり取りして、画像も私から送っておしまいだった。便利というか、気楽というか。
そういえば、その後、「取材協力費」と言って図書券をもらったっけ。

取材協力というと、探偵ナイトスクープに「オオゲジ」を持って行ってテレビに出た時もお金をもらったなあ。昔はなかったんだけど、という事だった。お金はいらないから「探偵手帳」を頂戴、って言ったが却下された。

もひとつ、思い出した。NHKにコウモリで出演した時もある。NHKさんは、モンブランの万年筆と何だっけ、何かもらった記憶がある。モンブランはヤフオクで結構高く売れた記憶がある。さすがNHK、「本物」をくれたんだろうなあ。
  1. 2017/01/27(金) 20:30:50|
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タヌキ

娘が、道路でタヌキが死んでいた、って言う。うちから1kmくらいのところかなあ。交通量がけっこう多い国道。近くには御陵も公園もないところだけど。住宅地というより、工場が混在しているようなところ。
「きれいだった」というので誰かに横取りされないかと急いでいったら(って、誰も持っていかんわなあ)、たしかに一見はきれいだった。皮膚を見ても健康状態もよさそう。
用意した袋に入れようと転がすと下になっていた頭が出てきた。
粉砕・・・・・。
まあ、四肢と椎骨の標本くらいにはなるでしょう。それと、生息の証拠に。

病院スタッフが、ロードキルのイタチをひらって来たから、って言うのでそれを袋に詰め直そうと箱を開けると、頭だけじゃなく、全身がペッちゃんこ。さすがにこれじゃ皮も剥けないのでは?
いくつかの骨は使えそうなので、パーツの標本にでもなるかなあ。

二つまとめて博物館に納品。

DSC03215.jpg









  1. 2015/10/04(日) 20:21:03|
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どうして掲載しない?

急に野生鳥獣保護が続いている。某保護施設(いわば、同業者なんだけどなあ)からの紹介でバン、松原警察からパトカーでカワウ、松原市役所からカルガモ、市民からの持ち込みでタヌキ。
どれも、困った困ったコマドリ姉妹の末にうちにたどり着き、持ってきてもらった感じ。

何度も何度も書いているが、大阪府は野生鳥獣救護活動を一般の動物病院に委託して、救護ドクターとして指定している。一応は微々たる金額ではあるが助成金も支出し、実績に応じて獣医師会が分配している。
府のHPにもその旨書いてはいるが、どこに持ち込むのかについては問い合わせろ、って書かれているだけ。

まれにすごく遠くからうちにたどり着く方がおられるんだけど、近くに保護施設があるんじゃないかなあ、っていつも思っている。が、うちには保護施設のリストや、その施設で扱える生き物(猛禽類や哺乳類を受け入れるのかどうか、サギはどうなのか等々)についての情報がない。結局は遠方でも持ってきてもらうことになる。なんだか、申し訳ない。

府に、受け入れ病院の情報をHPに掲載したら?、っていつも言うんだけど、特定の病院に集中したら迷惑がかかるから、って理由だったかなあ、さっぱりその気はないみたい。せめて、保護施設にだけはリストを流して、ってお願いをもう何年もしているんだけどそれもさっぱり。最近はあほらしくってお願いするのもやめてしまった。

野生鳥獣保護飼養ボランティア制度もHPには載っているんだけど、機能しているのかどうか。飼養実績くらいは年に一度くらいは教えてほしい。

って、行政の傷病鳥獣の扱いについての文句は、いくらでも書ける。国自体が傷病鳥獣の扱いについてしっかりした指針を出していないので府の方もおろおろしているのが現状ではありますが。
  1. 2015/10/02(金) 20:48:07|
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あとはあなた次第

約一か月、給餌を続けました。残念ながら足の悪かった兄弟はここまでたどり着けませんでした。
手や肩ってにばかり乗っていたのに、急に態度がよそよそしくなりました。自立精神が芽生えてきたのでしょうか?












最近は、大泉緑地での放鳥が多いです。ここの公園事務所の方はよくうちに傷病鳥を持ってきてくれるので、出戻りする可能性が・・・・、まあ、ないでしょうね。カラスのおもちゃか、猫かタヌキのごはん・・・・、とならないように、しっかり生き残ってほしいものです。

公園のこの子らとも仲良くなってほしいものです。


P9110034.jpg










  1. 2015/09/11(金) 20:20:35|
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